CBのタレント不足を世界に露呈した18年W杯。あのCB2人のプレーは人生最高のハラスメントだったと思ってます。本当にイライラしました。
アレから2年、遂にアルヘンに王道CBが現れたかもしれません。 といっても身長が低めなので邪道CB説もあるのですが、まあどっちでもいいです。
素直に応援できることが大切ですから。
そんな全アルヘンファンの期待を一身にうける男こそ、ルーカス マルティネス クアルタです。
Lucas Martínez Quarta
What kind of Career ?
クアルタはマル デル プラタ出身の24歳の選手。リーベルプレートのアカデミーで育ち、16年にリーベルプレートでプロデビューを果たしました。 デビューシーズンとなった16/17シーズンは、マンマナがリヨンに移籍したこともあり25試合に出場しますが、2年目となった17/18シーズンはピノラが加入したことで16試合の出場に留まりました。 18/19シーズンからはスタメンに定着し、いぶし銀マイダナの隣で大きく成長します。 何でも、クアルタはユース時代からこのマイダナに憧れていたみたいです。
(これは余談ですが、ペッセーラもリーベルプレート時代はマイダナと組んでます。2人ともマイダナの熱い魂を受け継いでるだけあって良い顔してますよね。)
そしてA代表デビューも果たし、その頃からクアルタは高く評価されるようになり、海外移籍は確実と言われてました。
そして今夏(20年)イタリアのフィオレンティーナへの加入が決まったのです。
What kind of Player ?
ポジションはCB。利き足は右。身長は181cm説、183cm説、185説があります。
映像で見た印象としては183cmの匂いがプンプンしていますので、183cmということにしましょう。
となるとCBとしてはスモールサイズになりますが、チアゴシウバと一緒と言えばオールオッケーでしょう。
といってもクアルタはチアゴシウバとはまたタイプの違うCBです。
守備性能に関しては対人の強さに定評があります。 実際にW杯予選で見てオタメンディ、ペッツェーラよりは機動力も備わってるなという印象を持ちました(その代わりやや迎撃守備は弱い印象)。
そして平均以上の足元とロングフィード能力を搭載しており組み立てを苦手とするタイプではないです。むしろそこは結構武器だと思います。
ネックはクロス対応と突然の軽い守備でしょうか。
前方からのロングボールに対してはそこそこの強さを誇りますが、サイドからのクロスなどの場面では前に入られたり、シンプルに上から叩かれたりする場面が散見されます。
また突然軽い守備をしちゃう時があります。
そこらへんに改善の余地がありそうです。
あとカード貰いがちな所があるので、そこは気をつけて欲しい所です。ただ欧州初上陸で相手との距離感とかタイミングを掴むまでは我慢が必要になるかもしれません。。。優しく見守って欲しい所です。
アルヘンファンとしては今述べた部分を守備の国イタリアで修行して、アルヘンの最終ラインを鉄壁に変えてくれるんじゃないかと期待しております。
あとやっぱ果敢に前に出ていく選手なので、それをカバーしてあげるパートナーは必須です。 代表に関していえば、それがペッセーラなのか、オタさんなのか、呼ばれ続けるがあんまり起用されないカンネマンなのか、マルコスマウロなのか、ネフエン君なのか、クティロメロなのか、バレルディなのかは分かりませんが、スカローニ先輩は弱点を補える組み合わせを見つけなければならないでしょう。 もちろんクアルタもスタメン安泰な立場ではありません。 フォイス、バレルディ、ネフエンらへんが出場機会を失っているとはいえ、持っているポテンシャルは確かですしセネシやクティロメロはクラブで好調を維持しています。 そしてリバプール戦でCBとして印象的なプレーを見せたリサンドロマルティネスもいます。
切磋琢磨して高め合って欲しいところです。
Who are the Rivals in Fiorentina ?_
フィオレンティーナのCBには、アルヘンの先輩でありフィオレンティーナのキャプテンでもあるペッセーラ、セルビア代表の大器ミレンコビッチ、ブラジルのイゴールがいます。 またウルグアイのDFカセレスがCBの一角を担う時もあり、彼らがライバルになるでしょう。
ここでミレンコヴィッチ・ペッセーラとポジションが被ってしまってることは見逃せません。
vs Pezzella ?
ペッセーラはローマに移籍するんじゃないかとも言われてるのでクラブでは将来的に被らなくなるかもしれませんが、事代表に関しては丸被りしています。
スカローニが監督に就任していこう、ペッセーラもクアルタも一貫して右CBで起用されており、僕の記憶ではこの2人を並べたことってあんま無いです。
そして左CBにはオタメンディ、カンネマン、ロホといったメンツを起用することが多いのです。
これはただの推測なのですが、スカローニ先輩はペッセーラとクアルタを左で使いたくないと思ってる可能性が結構あるのです。
オタメンディとクアルタでファイ!するのは体格的にも能力的にもリスキーですし、ペッセーラとオタメンディの組み合わせに夢は無いですから避けたいところなのですが、スカローニ先輩の考えは謎いのです。。(セネシとかクティロメロも頑なに呼ばないですし。。)
vs Milenkovic ?
そしてミレンコヴィッチです。この選手は「23歳らしからぬ落ち着き、身長195らしからぬスピード」を持ったヴィディッチの後継者ともいわれる有望CBなんですよね。
正直ミレンコヴィッチをベンチに座らせる選択肢は無いと思うので、そういった状況の中でクアルタがどう起用法をされるのかは楽しみ半分、不安半分といった感じです。
勝機があるとすればフィード面でしょうか。クアルタが調子いい時はロングフィートばしばし通しますからね。
maybe ok…
チームのキャプテンと随一の有望株とポジションが被ってて大丈夫か?って感じはしますが、フィオレンティーナ自体、後ろが4枚になったり、3枚になったり、システムが決まってないチームでペッセーラも怪我をしていたりと、DFラインは安定しているとは言い難いので案外サラッとスタメンになるかもしれません。
Quarta will make Argen Strong!!
とりあえず、クアルタには結構期待しましょう。
クアルタはアルヘンを強くします。きっと。 頑張れクアルタ!!!!
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追記:
- イアキーニはシーズン途中退任となった模様。。
- クアルタの運命は如何に!?
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